2018年11月03日

【日本の祭り in あいち・なごや2018】メイン会場公演

名古屋滞在二日目。
二日目の朝は穏やかな朝になりました。










名古屋に来て自由な時間は1日目の夜と2日目の朝と夜しかありません。
貴重な朝の時間を、座員の多くが名古屋城見学に……と言っても名古屋城は開門していません。
加えてホテルの方から「名古屋城天守閣は木造化のため入れませんよ」と言われました。
しかし、名古屋城を眺めながらの朝食は、名古屋に来たという実感を沸かせてくれます。
名古屋城の大手門や雄大な堀を眺めながらの散策は、気持ちの良いものでした。












楽屋入りは10時半過ぎ。昨日のリハーサルで舞台の流れは概ね分かっています。












手短に準備を整えると、早速動きの確認です。
同じ会場で公演する他の団体からも笛や太鼓の音が聞こえてきます。












会場の日本特殊陶業市民会館です。不思議な名前だなと思っていたら、ネーミングライツで名古屋市民会館の名前が変えられたものとのこと。
大きな階段がありますが、1階からエスカレーターで2階のホワイエに上がれるようになっています。
さらに1階から地下鉄駅まで直接行くことが出来ます。便利ですね。












ホワイエには出場各団体のブースがありました。
今回の受賞は相模人形芝居連合会としての受賞です。地元情報には小田原市の他、神奈川県や厚木市などもありました。












舞台袖で控えている状況です。
他の出演団体と声を掛け合い交流する場所にもなります。
流石に全国規模の大会だけあってどの団体もレベルの高いものです。
相模人形芝居とは芸風が大いに異なりますし、活動する場所も異なりますが、共通するものがあると思いました。












演目は『伽羅先代萩 政岡忠義の段』ですが、13分程度の時間に縮めた形にアレンジしています。
編曲に当たったのは竹本土佐子師匠。話の筋に違和感が無いように編集するのは並大抵のことではありません。
語りが良くても、人形の動きに無理があってはいけません。その逆もしかりです。
豊富な経験を持つ土佐子師匠のおかげで、語りやすく遣いやすい圧縮版の『政岡忠義』に仕立てていただいました。
公演も成功です。少ない稽古時間でしたが、座員は高い集中力、柔軟な対応力を見せました。得意な演目に対する自信もありました。
そして会場のお客様の熱気と集中力に乗せられました。本当に良い環境で上演できたことは幸せだったと思います。












自分たちの舞台が終われば、今度は観客として他の団体の舞台を観ようと、楽屋を出て2階の観客席へ。
他の団体の舞台からもどん欲に学ぼうという思いもあれば、楽しみたい気持ちもあります。
日頃心掛けて観ていますが、今日出演の団体はいずれも素晴らしいものばかり。
いやはや、日本いや世界は広く、なんと多様で素晴らしい民俗芸能があるのだろうと、座員の誰もが感動していました。

残念ながら自分たちの舞台を撮影した写真はありません。

フィナーレは出演者総出場で、下中座も人形を持って出ました。
しかしただ人形持参で突っ立っているような下中座ではありません。ご来場の皆様に向けて人形で手を振り猛アピール!
すると恐れ多くも高円宮妃久子様から「お人形、目立っていましたよ」とお言葉をいただきました。
座員一同盛り上がったことは言うまでもありません。気分を良くして2日目に臨みます。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日本の祭り in あいち・なごや2018 | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

【日本の祭り in あいち・なごや2018】下中座初の名古屋入り

平成30年11月3・4日開催の日本の祭り in あいち・なごや2018に相模人形芝居下中座が参加します。
これは地域伝統芸能大賞地域振興賞を相模人形芝居連合会が受賞することになったことを受けて、連合会の会長座である下中座が連合会を代表して参加・公演することになったものです。












相模人形芝居連合会の受賞ですから、連合会会長の随行として小田原市文化部文化財課の相模人形芝居連合会担当の下澤さんもご同行いただくことになりました。主催者側との調整も担当されました。お仕事とはいえ大変です。












今日はほとんどの時間がバス移動。箱根越えの渋滞で1時間かかって沼津です。
バスは箱根登山バスをチャーター。3日間お世話になります。
沼津から第二東名を使って一路名古屋へ。聞けば多くの座員が名古屋を目的地として行くのは初めてと答えました。












バスが会場の日本特殊陶業市民会館についたのは午後5時半頃。すっかり日も落ちて暗くなっています。
バスの車体下部に道具類を入れていました。舞台や楽屋に搬入します。
初めての会場ですが、座員の動きは悪くありません。舞台は搬入口近くにありました。控室は遠かったのですが、主催者側スタッフの誘導のおかげで迷子になることはありません。












設営の際に出幕の有無が問題になりました。当初、出幕は無い設定だったようです。
しかし、出幕には下中座の名前があります。それに下中座のある小田原市の梅の市章も。相模人形芝居連合会の代表ではありますが、下中座としての”誇り”は譲れません。また上演する演目『伽羅先代萩 政岡忠義の段』の人形の出入場にも出幕には欠かせません。
結局、出幕の使用は許可されました。












明日の本番に向けてのリハーサル。準備が早く整った下中座は、リハーサル順位が繰り上がりました。
竹本土佐子師匠、黒蛹江太夫を含めて本番と同じ状態でのリハーサルです。
舞台はだいぶ広く、人形の動きはここで最終の調整と変更が行われることになりました。

終わった時にはもう8時前。












「おお!名古屋城がライトアップされてるぞ!!」
「名古屋だ!本当に名古屋に来たんだなぁ。」
ライトアップの美しい名古屋城を眺めながらの夜食です。












食事の後も打ち合わせ。部屋に戻った後も人形について熱い議論を夜遅くまで語る座員もいました。
明日の本番に向けて、座員一人一人が様々な思いを込めた名古屋の夜が、静かに過ぎていきました
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日本の祭り in あいち・なごや2018 | 更新情報をチェックする

2018年10月27日

名古屋公演準備

翌週金曜日にはいよいよ下中座初の名古屋入りです。
『日本の祭り in あいち・なごや2018』公演に向けて今日は最後の稽古、最後の準備の日です。












いつもと同じ下中座の風景です。
しかし、座員の話題は名古屋の話で盛り上がります。












公演前の打ち合わせは都合三日間のスケジュール確認から。
公演以外にも様々な予定があります。
舞台設営やリハーサルなど流れや準備の確認はとても大切です。公演会場へは座員の誰も一度も行ったことがありません。主催者様から送られてきた舞台図面や部屋図、地図を見ながら、様々な事態を想定しながら備えます。

今日嬉しかったことは、このしばらくの間患っていた徳山さんが、短時間ながら復帰したこと。
名古屋行き前に、座員の士気が上がりました。












演目は『伽羅先代萩 政岡忠義の段』と決まっていますが、上演時間が13分に定められています。
これはとても短い時間です。特別な編集が必要になります。
特別バージョンで臨む『先代萩』。人形の動きも大きく変わるため、調整の稽古が繰り返されました。












名古屋行きの支度を終えて、人形・小道具を倉庫に運びます。
11月はもうすぐ。日暮れも早くなりました。
橘タウンセンターこゆるぎでの稽古も、今年は今日が最終日。来月からは小竹公民館に戻ります。

さあ、名古屋ではどのような出会いが待っているのでしょうか。楽しみです。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日記 | 更新情報をチェックする