2017年03月11日

新年度に向けて!

相模人形芝居大会が終わって最初の稽古日です。
新年度に向けて取り組む演目の準備が始まります。
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今年公演してきた『御所桜堀川夜討 弁慶上使の段』は整理されながら次の出番までしばらくお休みです。お疲れ様でした。

平成29年度の演目は『生写朝顔話 宿屋より大井川まで』になります。

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新年度に向けて、下中座の新しい取り組みがスタートします。
打ち合わせ事項は再来年度の相模人形芝居大会にも及びました。再来年は下中座が会長座になります。今から準備に走り出します。より楽しく、より素敵な芝居を目指して、新しい一歩を踏み出します。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年02月23日

幼稚園で相模人形芝居

いきなり無茶ぶりなタイトルと思われても仕方がありませんね。『園児に相模人形芝居は難しいのではないか?』という意見は確かにあるでしょう。
事の起こりは開催された南足柄市立岡本幼稚園に座員の子供が通っていることにありました。facebookにも時々登場する義家君の母校がこの岡本幼稚園なのです。義家君の父親の三上座員に、園長先生から「相模人形芝居を園児に紹介することができないか」と御相談を頂いたのが始まりです。
三上座員の属する下中座と地元南足柄市にある足柄座とで園児向けの相模人形芝居講座を開催することになりました。
いずれの座も小学校での講座は経験がありますが、幼稚園での講座はやったことがありません。

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岡本幼稚園の2階の会議室が下中座と足柄座の控室になりました。人形の準備中に松下園長先生が御挨拶に見えられました。下中座と足柄座のメンバーリストをあらかじめお渡ししていましたが、足柄座のメンバーリストの中にお知り合いがいたのに気が付いたようです。

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講座は大きく分けて3つ。人形解説、人形体験、お芝居上演です。
人形解説は下中座。林座長の軽快なお話は園児にも好評です。
相模人形芝居の人形に園児たちも興味津々。食い入るように見入っています。
「人形を怖がるのではないか」「全く興味を示さないんじゃないか」そんな大人の心配はまるでありません。

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人形体験です。下中座では『怪童丸』に登場する動物の人形も用意しました。動物の人形は確かに園児たちに大好評でした。

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でも普通の人形も園児たちは手に取って楽しんでいました。事前の心配はまるで取り越し苦労。園児たちは相模人形芝居を楽しみながら受け入れてくれたのです。

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幼稚園では園児だけでなく園児の親御さんも講座への参加を勧めていました。
親御さんにも相模人形芝居を体験してもらいました。こちらは足柄座の人形が主力です。
楽しみにしていた親御さんもおられ、こちらも大変盛り上がりました。

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園児に簡単なお芝居体験をしてもらいました。下中座の『二人禿』で羽根つきです。
園児が相模人形芝居の人形を持つのは大変なこと。大人の人形は園児の身長よりも大きいです。
でも子供の人形である『禿』なら何とか持つことができます。
3人の園児が1体の人形を持つのは同じことです。息を合わせて……。

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最後は足柄座の『壽式三番叟』。壽式三番叟は相模人形芝居の演目ではありませんが、園児への分かりやすさから選択されました。
園児たちも良く集中して観てくれました。

幼稚園からも高い評価を頂き、園児たちも親御さんたちにも喜んでいただけたようです。
下中座、足柄座にとってもとても貴重な経験になりました。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

MVPは高校生?!

さて、相模人形芝居大会で『御所桜堀川夜討 弁慶上使の段』を上演した下中座ですが、実はインフルエンザや体調不良などで座員が倒れ、満身創痍の状態だったのです。
無論、大切な公演前ですから座員の誰もが体調管理に気を付けていました。
しかし、どんなに気を付けていても普段の生活の中で病気が移されてしまう事は仕方のないことです。下中座の座員は会社員、公務員、先生、学生、主婦、自営業と多業種にわたって活躍しています。仕事の都合で出られない座員もいました。

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頼もしい助っ人の登場です。昨年暮れに高等学校総合文化祭全国大会へ出場を決めた神奈川県立二宮高等学校相模人形部の皆さんが応援に来てくれました。

【快挙!!】二宮高等学校相模人形部、全国大会へ【偉いぞ!!】

流石、全国へ行こうという生徒さんたちです。座員と人形の動きなどをすり合わせ、少々の修正を加えただけで順応していきます。
『御所桜堀川夜討 弁慶上使の段』は比較的長い演目です。動かずにじっとしている場面も多く、特に侍従太郎はほとんど静止画状態。その足遣いはインフルエンザに倒れた坂井さんの代わりに高校生の青柳君が勤めました。座員でも音を上げる侍従太郎の足を、青柳君は忍耐強く遣ってみせて、終演後、座員から称賛されました。
卿の君は高校生で遣いました。大きな動きはないものの、姫の気品を醸し出す美しい立ち居振る舞いが求められます。若い高校生には難易度の高いこの人形も、十分に遣いきって称賛されました。

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公演後も高校生は座員から人形の遣い方についてレクチャーを受けました。
目指す全国大会は強豪揃いです。ただし、全国大会は創作和太鼓が多く、歌舞伎や人形芝居は少数派。賑やかな太鼓勢に負けない魅せる芝居が求められます。

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その合間にも、人形体験などに高校生は人形を持って参加しました。
お客様も高校生と知って驚きます。
民俗芸能の世界は高齢化している部分は確かにありますが、若い人が積極的に入ってきている部分もぜひ認めてほしいと思います。そして応援してほしいと思います。

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高校生の活躍は目覚ましいものがありました。この相模人形芝居大会のMVPは二宮高等学校相模人形部の皆さんだったとしても、誰も否定しないでしょう。
来年度には新しく1年生を加えて、全国大会の大舞台で活躍します。今日の経験がきっと役に立つことでしょう。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日記 | 更新情報をチェックする