2013年03月02日

We have retured!

下中座は、平成5年に小竹公民館の前身である小竹青年会場から活動拠点を小田原市役所橘支所に移しました。
古い建物だった小竹青年会場は、当時雨漏りを起こしていました。この雨漏りで大道具を傷め、廃棄・更新を余儀なくされました。
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橘支所は、元は橘町役場でした。平成5年当時の文化財保護課長だった本橋さんのご尽力もあり、下中座の”避難先”としてその宿直室だった空間が下中座の備品収蔵庫になりました。
その橘支所も県道整備の用地となることから撤去されることになりました。下中座の移転先の確保は待ったなしの課題になりました。新しく出来た『橘タウンセンターこゆるぎ』への移転も考えられましたが、大量の備品を収蔵する空間は確保できず、完全に移転することができませんでした。
小竹青年会場跡地には、現在の小竹公民館が建てられました。『小竹の人形』と呼ばれていた下中座を小竹に戻そうという機運は、その後長い時間を掛けて次第に大きくなってきました。小竹地区にお住まいの皆さんのご理解を得て、今年2月中旬に施設の改築を行い、備品収蔵スペースを造り、今日移転することになりました。
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移転作業には座員と後援会の皆さんとであたりました。人形以外にも座の写真記録、ビデオ・DVD記録、文章記録、小道具、貴重な資料など大量の備品を移動する必要があります。あらかじめ座員で整理していたはずですが、それでも搬出・搬入に手間取ることがありました。
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移転に伴い処分されるものもあります。写真は人形のカシラを収めていた箱。箱を横に通した板のクボミや穴に心串を通して固定し、カシラを収納していました。
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ほぼ撤去の済んだ橘支所。いくつかのタンス等は座で後日粗大ゴミとして搬出することになっています。
20年間お世話になりました。
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小竹公民館への搬入は、整理しながら進めて2日掛かると考えられていましたが、1日で終了しました。
取り出し易く整理しながらの搬入は知恵比べのよう。「アレはそこへ」「いやアッチだよ」「ダメダメソコじゃなきゃ」……。
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整理も片付き、夕方から座員と後援会の合同の移転祝賀会が開催されました。
若杉後援会長の「お帰りなさい」の発声で乾杯。座長の「長かったなぁ……」という一言に色々な想いが凝縮されているような気がしました。

20年掛けて、下中座は小竹に帰還しました。ますます地域に密着していきたいと思います。
posted by 西川名無子(にしかわ ななし) at 20:00| 日記 | 更新情報をチェックする